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「超小型車」年度内新設へ 国交省

自動車業界情報

(2012/06/05)

国土交通省は6月4日、軽自動車より小さい1人~2人乗りの「超小型車」専用の認定制度を今年度中に新設すると正式に発表した。
この新たな認定制度は、衝突時の安全性能やライトの位置など、公道を走るための基準となり、超小型車は「近距離(5km圏内)の日常的な交通手段」と位置付け、1日当たり10km程度の走行を想定している。高齢化社会を迎え、高齢者が利用しやすいという点と、車離れが進む若者の利用も想定されていて、「超小型車」の普及は、今の日本における車社会を大きく変えるのでは、と大きく期待されている。国交省は超小型車普及のため、道路運送車両法の関係法令の改正も検討しており、現在の「普通車」・「小型車」・「軽自動車」・「大型特殊車」・「小型特殊車」に「超小型車」を加え、6区分にするとしている。
また、日産自動車は国交省の発表を受け、2013年をめどに超小型車を市販する方針を明らかにした。市販車のベースとなる2人乗りの電気自動車「ニューモビリオコンセプト」を2010年に初公開しており、公道での実証実験も行われている。このほかにもダイハツ工業は電気自動車「ピコ」、スズキ自動車は「Qコンセプト」など、各社試作を行っている。

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