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自動車業界情報
(2013/06/11)日野自動車は、豊田通商と協業し、ケニアでトラックの販売を開始する。現地時間6月6日(日本時間6月7日)、ケニアの首都ナイロビに新設した販売・サービス拠点で記念式典を実施した。
式典にはケニアの産業化・企業開発省 アダン・アブダラ・モハメド長官、在ケニア日本国大使館 高田稔久大使をはじめとする多くの来賓を招き、日野の白井芳夫代表取締役社長、豊田通商の浅野幹雄取締役副社長が出席し、導入車両の発表と新拠点の完成披露が行われた。日野の白井社長は「日野はケニアを非常に重要な市場と考えています。トヨタケニアを通じ販売からアフターサービスまで、一貫したお客様満足度向上を目指します」と語り、豊田通商の浅野副社長は「今回の参入はケニアのトラック市場を活性化し、同国政府が掲げる国家ビジョンVision2030の実現にもつながるものと確信しています。」と語った。
ケニアは東アフリカ地域の中核国として注目を集めており、東アフリカ共同体(EAC:East African Community)による域内経済発展と共に国内経済が急成長し、商用車需要も今後の成長が見込める。まずは海外市場での日野の主力車種である中型トラック「HINO 500シリーズ」を導入する。販売は同国で自動車販売の実績とネットワークを持つ豊田通商子会社のトヨタケニアが担い、2013年度の販売台数は300台を計画。現地企業に委託し、ノックダウン生産による供給となる。